みなさんお久しぶり、桜子です
元々平安京の伝令姫である桜子は
最近キレイな新スカートが全然もらっていないため
「ゲロ」としか言えないとある生物に「姫」の肩書を奪われてしまいました
そんな訳で、いつかお金を貯めてステキなスカートをいっぱい買って、元の称号を取り返すために
桜子は猫のいる居酒屋でバイトをすることにしました
そこで、桜子はたくさんの面白いお客さんと出会いました
毎月定番の最新情報ではなく、今日みなさんに見せたいのはーー桜子の『バイト手帳』です!
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最初のお客さん:スズメを連れた勇敢な男性
最初の印象は体の大きいハスキー?
長鉈を持って、大きな箱を背負っている彼は
なにか大切なお宝を護送しているような感じがします
店に入って来ると、「お酒を持ってこい」と、桜子に大声で叫びました
でも強そうに見える彼の頭では
意外と可愛いスズメが鳴いています
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2人目のお客さん:感情を裏に出さない女の子
それは浮世離れした一人の女の子でした
豪華な金の冠をかぶり、まるで異国から来たお姫様のように見えます
だが彼女は、あまりにも感情を裏に出さな過ぎるのです
女将秘蔵の美酒を飲んでも、桜子の暗黒料理を食べても、
その表情はまったく変わらない……
どんな過去があって、あんなに冷静でいられるのでしょうか?
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3番目のお客さん:松ぼっくりを隠した精霊
こちらの元気なお客さんが大好きです
彼女はまるで森の奥から来た精霊のよう
全身から月桂樹の香りがします
桜子の長い人生の中で、あの香りは初めてでした
すがすがしい葉っぱのほかに、混ざっているのは……お米の匂いなのかな?
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4番目のお客さん:遠方を追いかけるお姉さん
この方は昼夜が代わる時にしか現れないのです
黄昏の残照は彼女の褐色の肌に金粉を振りかけ、
しなやかで美しい姿の下は、巨大な獣の尻尾なのだそうです
彼女は甘いお酒が好きで、心の痛みを癒してくれると言っています
ほろ酔いの時、桜子のわからない話しをしたりします
「方舟を見つけて、愛する人の仇を討たなきゃ……」と
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5番目のお客さん:未来を予言できる少女
この方はとても静かで、いつも精密な計器をいじっています
ほかのお客さんが、それは「占星盤」だと教えてくれました
星々のところから、彼女は過去を知り、未来を予測できるのようです
さらに……もっと遠い世界までも見えるのだそうよ
そうであれば、彼女ならきっとわかる!桜子が肩書を取り戻す日を!
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ああ~!女将が料理を運びなさいって急かしているのです!
これからも、桜子からバイト手帳を皆に見せて、お客さんたちのお話をたくさんシェアしますね~
でも四月の新スキン情報なんて、桜子は本当に持っていないのです!
ただただこの居酒屋でバイトしているからだよ!
皆、桜子にキレイなスカートをクラウドファウンディングしてくれませんかね~